2026/04/29
いつの頃からか,タイパという言葉が使われだし,今では一部の中学生でもこの言葉を使うようになりました。タイパはコスパ(コストパフォーマンス)の派生語で,時間対効果(タイムパフォーマンス)の略語です。
時間を資源の1つであると考えると,かけた時間に見合うだけの効果を得ようと考えるのはよくわかるし,非常に良いことだと思います。とっても合理的。
〔ただし,極端にタイパを求めると,過程をぶっ飛ばして結果だけを得ようという考えに至ってしまうのではという懸念をもっています。また,(タイパ)=(得られた効果)÷(かけた時間)だと考えると,(かけた時間)を限りなく0に近づけるれば(タイパ)が無限大になる,つまり,僥倖(ラッキー)にあずかることを期待して,やることを極限まで少なくすることが最もよいといことになってしまうのでは? まあ,今日はそれを書きたいのではありません〕

北浜校では,月曜日に英語と数学の中3春テストを実施しました。火曜日に3クラス全員分の数学を採点しました。
採点をしていく中で,当然のことながら正答率の高い問題と低い問題がありました。で,このまま放っておいたらどうなるか? 春テストのタイパが非常に悪いことになってしまいます。
テストを受けるのに生徒は時間を使っています。保護者の方も送迎や準備等に時間を使っています。私も数学と社会の2科目,3クラス分の採点を最優先で行いました。
ここまで時間をかけておいて,「点数は○○点だったね」だけで終わってしまったらタイパがめちゃくちゃ悪くね?
そうならないために必要なのがテストの後の解き直しです。
昨日は中3特進クラスの数学の授業。春テストの数学で正答率の低かった問題を解説しました。この問題は難しい。難しいにもいろいろあるけれど,この問題はこうやって解いてみようという”発想のストック”がほとんどの生徒には現段階ではない。”発想のストック”がないものを制限時間内に処理するのは至難の業。
だから,問題を紙の両面に印刷し,全体に向けて解説しました。こういう発想でやってみたら?ということを3つに分けて話しました。発想を話した後は自分で解いてもらいました。ほとんどの生徒は正解が書けていました。正解にたどり着けなかった生徒は,個々に説明しました。
同じ問題を両面に印刷したのには理由があります。片面は授業内の説明をメモしてその場で解くための問題。裏面は,忘れた頃に解き直して,本当に自分はできるようになっているのかを確認するためのものです。
「GW期間中に裏面の問題を解き直しておこう。やり方がわからなくなってしまった場合は,おもて面を見て確認する。おもて面を見ても何だったのかわからなくなってしまったら何度でも質問してええで」と指示を出しました。
そうやって”発想のストック”を貯めていく,処理の仕方を身につけていく。そうすれば,テストのタイパがよくなっていきます。
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