2024/04/29
こんにちは。
聞いたところによると,浜松東部中では今年から学級の担任が1週ごとで変わっていくという制度に変わったようです。(他学年では前年度にもやっています。)生徒に聞いてみると,その制度にした意図は,複数の先生によって生徒たちをみるということでのメリットを狙っているようです。
なるほど,仮にすべての先生が担任の先生という自覚を持ったうえでそれぞれのクラスをまわりながら生徒を見ることができればそれは大変有効な手段だと思います。
何ごともそうですが,メリットがある反面,デメリットはないかと考えるとき,その両面がみとめられる場合が圧倒的に多いのではないでしょうか。この制度では,何かあった時の責任の所在はだれ?と私は,まず思ったしまいました。
私は桐光学院で本部校と中郡校の生徒を指導していますが,よほどのことがない限りそれは変わることはありません。担当が決まった瞬間,1年間は明確にその生徒たち一人一人への責任が生じます。受験生でしたら,高校に合格させるという責任が非常に大きく自分にのしかかります。それを背負ってずっと指導するのです。自覚を貫かなければなりません。東部中の先生が担任レベルの自覚をその学年すべての生徒において持ち続けるならすごいことです。でも大変ですよね,これって?あと,生徒にしてみれば,いざというときのSOSやヘルプのメッセージは誰に出したらいいか迷うんじゃないかとも思います。私が仮に生徒だったら,ちょっと戸惑ってしまいます。保護者様はどうお感じになっているのでしょうか。
Copyright(C) 桐光学院. All rights reserved.