本部校ブログ

2024/04/26

新中1 英語について  杉村

 こんにちは。本部校で英語を担当している杉村です。

 小学校から英語を正式に授業で始めてしばらく経ちますが,小学校の英語から中学校への英語へと橋渡しをする際,大きなギャップが生じているのが現状です。学習塾という現場で指導している私たちはこのギャップをいろいろな場面で感じます。

 小学生では英語に触れさせること,親しみを持たせることが必要と考え,文法などの理論は植え付けることなく,英文を音をベースにして生徒にまねして言わせたり,「遊び」感覚でゲームをしたりしています。単語を「覚える」ことも強要されません。テストはありますが,リスニングがほとんどで簡単なものです。書けなくても点数が取れます。実際にまねて発音したりしてフレースを理論抜きに体にしみこませる手法です。

 一方中学では,文法として「理論」が教えられ,書き取りなどの宿題を継続してやらされるようになります。テストも定期テストなどではリスニングや言葉の知識や文法事項,読解などが入ってきます。スピーキングのテストもあります。中学に入ると生徒には覚えるという負荷が突然のしかかります。単語でも文でも書けなければ得点は取れません。

 桐光では,中学英語への準備として3月から取り組んでいましたが,初期段階でローマ字も分からない,アルファベットも満足に書けないという生徒が相当数いました。小学校から何年も英語に接しているのにアルファベットが書けないとはどういうことでしょうか。中学校でも「小学校でやっているはずだ」という前提で進めるためにあえてまた初歩段階から丁寧に教えるという事はしないと思います。基礎も何も見についていない中途半端な状態で中学英語に入っていくので,早い段階から英語でつまずいてしまう生徒が出る可能性があるのです。小学校からやっていても,小中への連携がうまくいってないためむしろ弊害が多くなっているように思えてなりません。

 そのために我々塾の役割は大きいと思います。中学以降の英語のスタートである中1の英語がいかに大切かということは明らかです。学校でやったことを定着させるために練習したりするその具体的な手段を生徒に教えてあげなければ生徒は戸惑うばかりか,英語の楽しさを知る前に英語が嫌いになり最後には拒絶するようになります。

 でも,桐光の中1生は安心してください。私たちは中学英語で困らないように,何をするべきなのか,何を覚えるなのかをしっかりと生徒に伝えていきます。

 

 

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