北浜校ブログ

2026/05/13

間違いにされるかもしれない表現  (智久)

こんにちは。国語・社会担当の鈴木智久です。

まず、次の作文の問題を見てください。

次の①~③の中から、あなたが「百年後の日本に残したいもの」を一つ選び、その選んだ理由を含めて、あなたの考えを書きなさい。

① 美しい自然の風景

② 歴史ある町並みや建築

③ 伝統的な祭りや芸能

こうした問題の答案を見ると、違和感を覚える表現にぶつかります。

作文の初めに、

 私は(ぼくは)①です。

と書く人が多くいます。もちろんこの文でも意味は通じます。しかし、「……を選びました」という内容を省略して採点者に補わせる表現になっているので、テストの答案としては不完全です。「私が選んだのは、①です。」とか「ぼくは、①を選びます。」としなければ完全な文とは言えませんね。

上記の文は不完全と言いましたが、テストで必ず減点されるかというと、そうとも限らない。しかし、採点者に負担をかけるような答案は、あまりよくない。みなさんには減点の可能性があることを知っておいてもらたいと思います。

入試の答案は、「正式な文書」です。そして、第三者である大人に見られる初めての文書であると言っていい。学校や桐光のテストは、ほとんどが採点者の顔が分かります。採点者も受験したみんなの顔を知っている。だから、採点者が意味を補ったり、答案の意図を推し量ったりすることもあります。

しかし、入試では、全くの第三者であり、みなさんとは世代が違う大人に採点されます。書いてあるものがすべてです。みなさんが通じると思っている表現のなかに、「正式な文書」にはふさわしくないものがいくつかあるはずです。そうした間違いにされるかもしれない表現を知っていくことも大切な勉強の一つです。

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