北浜校ブログ

2026/04/30

「から。」「とか。」変だな (智久)

こんにちは。国語・社会担当の鈴木智久です。

テレビで、ある「教養バラエティー」を見ていると、毎回気になる(気に障る)ナレーションがあります。

「このスープを作るために、毎日12時間煮込んでいるんだとか。」

「デザインのよさと使いやすさがSNSなどで広まり、海外からも問い合わせが多数きているんだとか。」

(この例は、もちろん今作った架空のものです)

気になるのは、語尾が「とか」になっている点です。1~2回ならたぶん気にならないけれど、この番組では、ナレーションが入るたびに必ずといっていいほどこの語尾が出てくる。スタッフでこの言い方が好きな人がいるのかもしれません。あまりに気になるので、最近はあまり視聴しなくなりました。(長く続いている番組なので、もうネタがなくなっているのが感じられるというのもあります。)

この語尾が気に障るのはあくまで個人の感想ですが、一応、不快な感覚に理屈をつけておくと、ここでの「とか」は「不確実な伝聞情報を表す」ものです。だから、「不確実な伝聞情報」を聞かされていると感じて不愉快になるのだと思います。さらに、もっと単純な話で言うと、「とか」は「と」+「か」で「助詞」+「助詞」の形。ふつう文末には来ない形だから、違和感をおぼえるのかもしれません。

国語の読解問題では、「理由」をきく問題がよく出題されます。「なぜ……」「理由は……」ときかれたら、記述問題では文末を「……から。」としなさい、としつこく言われます。そのせいか、普通の作文でも「……から。」で止めてしまう子がここ数年激増しています。「から」で止めた文を羅列しているだけの作文もよく見かけます。読解問題では、設問に対する解答として文末を対応させるのですが、普通の作文では、「から」で止める理由はありません。

むしろ、先の「とか。」と同じく「から。」は少し変だなという感覚を持ってほしい。試験の答案では、理由をきかれたとき以外、「からだ。」「からです。」で止めるのが普通の言い方なのだと知っておくのが大切です。

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