笠井校ブログ

2024/10/01

英語の止まらぬ難化 柴田

こんにちは、英語担当の柴田です。

最近読んだ記事で「大学入試の英語が30年で激変」「東大試験はこれが限界では?と思うくらい」という内容のものがありました。

①長文化する入試問題  1989年の共通1次試験では100分の筆記試験で総単語数は2728語、1分あたり27.3語だったのに対し、2023年の大学入学共通テストでは80分のリーディングで総単語数は6014語、1分あたり75.2語の処理スピードが求められる。

②リスニングの難化   よりナチュラルスピードに近い英語を聞き取る能力が問われるようになっている。東大の最近の出題ではアメリカの公共ラジオであるNPR( National Public Radio )のトークショーが音源に使われるなど、知的な会話を聞いて理解する力が求められている。

③自分の意見を述べる英作文が主流に  最近の英作文も、与えられたテーマについて自分の意見を論理的に書く自由英作文が出題されている。例えば、慶応義塾大学経済学部では「漁業産業への助成金」「芸術への資金助成の是非」など、経済学部で学ぶ内容のものが出題されている。

この流れが中学校へ及ばないか私は心配しています。中学生は、「英語年齢が0才~3才」です。難化しすぎてしまい、英語嫌いが増えてしまうのではないか不安です。

まずは中学の段階では音声を中心に、文法や単語を勉強していくことが大切です。具体的には、教科書の英文をスラスラ読めるようになるまで練習することが英語力をつける近道と言えます。

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