2025/03/29
こんな文章が。
小学校では,クラス全員の前で宿題を忘れた子を厳しく注意していると自分も忘れないようにしなきゃと「自分事」として話を聞けるのは,宿題を忘れないような真面目な子で,自分事として一緒に気を引き締めて欲しい子ほど,今は「他人事」だからと窓の外をむいているのだそうです。場合によっては,怒られる本人さえもしっかり受け止めず,忘れていない子たちが逆に泣き出すなんてこともあるみたいです。
桐光では,少なくとも私は,話を明らかに聞いていないような子は注意するので,「そっぽ向いている」ようなことは起きません。(今回のタイトルの言葉ですね。)それでも「あの子たちに伝わっているのかな」と不安になる気持ちなんて常にあります。ですから,私は言葉を発する時は,「伝わらなさそうな子」をターゲットにして伝えようとしています。真面目な子はほったらかし?いやいやそうではなく,真面目な子,人の言葉を受け取れる子はどんな伝え方でもちゃんと受け取ってくれるから大丈夫なんです。
稲田センセイの言葉づかいってちょっと荒い時があるな,何でいつも最後に話を少し崩すんだろう,話しの最初なんかかましてくるな,なんて思ってくれていた子がいたなら,そういう理由なんです。
因みに,最初の文章の結論は,「話を聞ける子=偏差値が高い」でした。どうしたら点数が・・・と日々悩んでいる子がいるなら,日々他人の話を,もっとしっかり聞いてみる,というのもひとつの打開策かもしれませんね。
稲田でした
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