2025/03/28
桐光の与進校にむかって笠井街道を走っていると,「塾通り」なんて名付けたくなるくらい,塾がたくさんありますよね。市内でも,まだまだトップクラスに人数の多い中学校ですから当たり前のことかもしれません。ライバルですから自転車の数なんかを気にしたりしながらいつも通っていました。
というのがこの春までの話。最近通ると,パタパタと塾がなくなりはじめています。いいたいことは,ライバルが減った!という話ではありません。「塾」をやるのって意外と難しいんですよってことです。
いろいろと難しい点はあるのですが,「勉強が教える」のと「人をやる気にさせる」この二つの両立が難しいんですよね。テレビのCMで「一緒に頑張ろう」「一緒に分からないところを考えてみよう」みたいなのって何度も見ますが,それだけで頑張る子なんてめったにいない,それで頑張るならどの塾の教師も困ったりしないんですよね。「厳しいor優しい」に正解はないし「丁寧に教えるor教えるのを我慢して自分で解かせる」だって正解はないんです。ケースバイケースというやつです。
また「教えるのが上手くて点数の伸ばすこと」と「生徒や保護者のこころをつかむのが上手でやる気をださせること」は各教師で得意不得意はあります。(どちらかしかできない訳ではないですよ。)ですから,桐光のように数名の教師で支える方がバランスはとりやすいんですが,人数が少ないと片方に偏りがちになるのかもしれませんね。
いろいろ書きましたが,「どんな子でも点数を伸ばす」って本当に難しいなと日々実感しています。だから「大目に見てね」なんて甘えるわけじゃないので,ご安心ください。その難しさに値するくらいの報酬,今年も卒塾生からたくさんの笑顔や感謝をいただきました。ですから今回の文章は「なるほどなぁ」くらいに受け取ってもらえればと思います。
今日も頑張りますね。
稲田でした
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