与進校ブログ

2024/11/16

勉強の仕方 稲田

少し長い自分語りですが,伝えたい思いがありますので,少々お付き合いを。

 

私は自分で言うのもなんですが,本当に勉強が得意で,ちょちょっと勉強するだけで中学ではトップ層,高校も学区のトップ校,大学も国立に受かりました。

私の勉強法は,教科書,参考書をペンでカラフルに線をひき,自分でノートにまとめること。勉強とはこういうものだ,塾なんか行って何してるんだ?周りの子を見てそう思っていました。

私の勉強との向き合いがここで終わっていたなら,正しい勉強法とはそういうものだと思っていたでしょう。しかしそれは間違いでした。うぬぼれたままの私は更に上の「試験」と向き合うことになりました。そこでは,私の勉強法はまったく通用しませんでした。そんな楽な勉強をしている人間はおらず,周りはみんな必死に問題と向き合っていました。それでも私は最後まで修正できず,その試験に合格できませんでした。

そして,この仕事をはじめて10年,何百人の生徒を指導して,本当に点数が伸びるのは「たゆまない問題演習」だと分かりました。問題と向き合えるコトが何より大事な勉強の仕方なんだと。

恥ずかしい過去もさらしましたが,伝えたいことは分かっていただけたでしょうか。ノートをまとめて点数がとれる子はいます。ただそれは,「それでも点がとれる」勉強が得意な子だったというだけです。科学的な見地でいっても,「問題を解く」という「出力」をしなければ記憶は定着しないといいます。カラフルなノートをつくる東大生はいないと聞いたこともあります。ただしノートづくりを全否定するつもりはありません。勉強が好きになる入り口としては最適だからです。ただ,それを「勉強だ」と大きな顔をしてはいけません。私もそうだったから分かっています。「問題を解くよりノートづくりの方が楽」なことを。あなたが本気で問題に向き合いたくさん問題をといたらもっともっと点数は伸びます。

私たちは日々しっかり黒板をつかって指導もしていますし,教材も手作りで適当なコトはしていません。みなさんは心配せず,存分に問題に向き合ってください。

 

稲田でした

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