与進校ブログ

2024/05/01

不都合な真実 稲田

ちょっと大それたタイトルですが,私が生徒を見てきた中で,学校や保護者様,そして過去の私も同様に考えている認識にちょっと釘をさしたいと思い,書いています。先に言っておきますが,これはあくまで私が子供たちを見てきた経験であり,全ての子に当てはまるわけではありません。ですから,強制するつもりはないですが,「そうなんだ,だったらそうさせてもいいかな」と思われるならそうしてあげても大丈夫ですよ,くらいの話です。

 

1.いつまでも鉛筆を使っている子は字が綺麗じゃない子が多い。

小学校では鉛筆が強制されていますが,桐光ではシャーペンも許可しています。(あくまで高学年なので)シャーペンを使いたがる小学生は,少しでもきれいに見せたいという意識があるからそう思うのであって,見やすい字を書く子が多いです。逆に特に中学校になっても鉛筆を使っている子は大半がかなり荒い字を書いています。

なお,教育学者の人のインタビューで,「鉛筆=字が綺麗になる」はまったく根拠がないらしいです。逆に,今の子供は芯の柔らかい鉛筆を使いすぎて,筆圧が下がり,字が汚くなってきているとのこと。「見やすい字を書きたいからシャーペンを使いたい」子供がそう思うのなら,優先させてあげてもいいのかもしれませんね。

 

2.早く解く子は点数が高い。

これは以前も書いたことがあります。「問題と一生懸命向き合っている子=賢い子」というのは「間違い」と断じる必要はありませんが,そうじゃないことの方が多いです。いろいろ根拠はありますが,今回は割愛します。ただ上に書いたように「適当に早く終わらせたい」ではなく「わからないから早く正しい答えを知って覚えたい」という気持ちなら優先させてあげてもいいかもしれませんね。

 

稲田でした

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