2023/11/06
桐光には新人のセンセイがいるので,教え方を教える「研修」というものがあります。私も経験しました。そこで教えていて伝えること,そして私もこの仕事をするまで気づかなかったこと。それは,「教える内容」と「教え方」では「教え方」の方がはるかに大事,つまり点数につながるということです。
授業の内容を一生懸命吟味して,それぞれに合わせたプリントをつくってあげて・・・それが意味がないとはいいません。でも結論からいいますが,聞いてくれなければ意味がないということです。「学校の〇〇先生の授業がわかりにくい」よく聞く話です。おそらくその先生は私よりも理科の知識はあるのでしょう。さらにいえば,「わかりにくい」もおそらく間違っていると思います。きっと「聞きにくい」なんだと思います。聞きにくい➡聞かない➡わからない,となってるのだと思います。
教師は芸人たるべき。そんな話を書いたこともあります。おそらくですが,しゃべり達者な芸人さんが面白おかしく話をし毎回生徒が集中して話を聞けば,ほとんど知識がなくても(質問に答えられるレベルに達していなくても)生徒の点数は伸びると思います。それぐらい教え方=伝え方は大事なんです。とはいえ,先生を変えることはみなさんにはできない。ですから生徒のみなさんにアドバイスするなら,「分からない」じゃない「聞いてない」なんです。先日から書いている3Aクラスの躍進。勉強量もさることながら,授業をみんなが本気で「聞いています」。
稲田でした
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