とりあえずやる　　杉村

こんにちは。

以前読んだ本に書かれていたことです。
「例えば，何とはなしに一つの机の引き出しの整理を始めてしまったら，しばらくして気持ちが入ってきて，すべての引き出しの整理をしてしまって，そのうえ机周りまで整理がはかどり気持ちがスッキリした，・・・なんていう経験はないですか？」私は「ある，ある！」と思いました。

引き続きこう述べられていました。「脳の中には「やる気」を生み出す場所があるといいます。（「側坐核」
というらしい）この場所の細胞が刺激を受けると「やる気」が生まれるのです。…」さらに，「…しかしこの場所はあまり反応がよくないため、何らかの方法で刺激を与えてあげる必要があるということです。その一番手っ取り早い方法が，〝とりあえず作業を始めてしまう″ということなのです。」

勉強の場合にも，やる気がイマイチない場合，この「とりあえず作戦」は有効かもしれません。まずはつけの前に座る。教科書を開いたり，書き取り帳をひらいて宿題の書き取りから始める、ということで良いと思います。

「…実際に体を動かしたり、頭を使ったりすることにより刺激を受けます。その刺激により脳のなかでやる気を生み出す神経伝達物質が発生する」とあります。その目安は「4分」と書いてありました。

　自動車で言えば，「暖機運転」です。そこからやる気が徐々に出てくるはずです。個人差はあるでしょうが他にもいろいろと科学的根拠が書かれていていました。この本の著者は脳科学者。多分に科学的な裏付けがあります。

　とりあえず，桐光に行って自習室の机に座りましょう。