2025/12/17
こんにちは。
現在学校では受験生に向けて「進路指導面談」が行われています。塾生にも面談を終えた生徒にはすでに内申点が告げられています。内申点が上がり喜ぶ生徒もいれば,悔しさに涙をにじませる生徒もいます。
さて,内申点が出た後,一部の生徒はここでまた行動が変わります。内申点が弱い生徒の中には志望校を下げる生徒もいますが,志望校への思いが強い生徒はまだここでさらに食い下がります。
「自分は内申点のアドバンテージがない。」と自覚し,「本番の得点で勝負するよりほかはない。」と覚悟を決める生徒が,ここから猛チャージに出ます。人が変わったように勉強するようになります。もちろんそういう生徒は数は多くはありませんが,どこにでもそういう生徒は出てくるものです。
一方で,内申があるからと安心し,気を緩める生徒も出てきます。意識の中で「これだけの内申点があれば大丈夫だろう」と根拠のない安心を得てあたかも受かったような気になります。その生徒はこれから最も勉強しなければならない冬休みに,決してあってはならないことですが,残念ながら気を緩めてしまいます。
前者と後者のような生徒の間に逆転劇がおこるのがこれからの時期です。
レースで言うと最終局面の猛チャージが勢いを生み,ゴール時にトップ集団に食い込んでくる,最初はトップ集団に食らいついていた生徒が最終でみるみる順位を落とす。
志望校への思いの強さが強く,大きく行動が変わった生徒が伸びるのに十分な時間はあるわけです。こういう生徒が出てくるという事を頭にいれて,気を緩め,時間を無為に使うようなことがないようにしてほしいです。
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