本部校ブログ

2025/12/10

進路指導,いよいよ始まる 杉村

 こんにちは。

 いよいよ今週から学校では受験生に対して進路面談が始まっていきます。

 受験生にとって今の志望校が受験校になり得るかどうかの大切なターニングポイントとなります。内申点も知らされることになるでしょう。

 今年は私立の入試,具体的には私立単願者がどの程度増えるのかを注目しています。それは私立高校への授業料実質無償化の動きがあるためです。

 今まで私立高校では「就学支援金」が支給されていましたが、所得制限がありました。しかし2026年以降はこの所得制限が撤廃され授業料が実質無償化されるということで私立志向が高まるのではないかと思います。

 試算すると例えば授業料が年間およそ(45万円前後)の私立高校(全国平均水準)は支給上限の45万7000円がカバーするため、授業料はほぼ“実質無償化”となります。(ただし授業料の高い私立高校では、一定の自己負担が残ることもあり得ます。)

 “無償化=全部無料”ではありませんのでその点は留意すべきで,実際は“授業料のみ”が対象であり,制服代、教材費、通学費、修学旅行費、部活費、施設充実のための積立金などは対象外ですのでこれらは全額自己負担となります。私立高校では、授業料以外の費用が高額なところがほとんどですのでその分は公立高校よりかなり費用がかかることになります。

 公立高校に比べ,指導が熱心で,多彩な学習プログラムが用意され,設備や生徒へのサポート体制もかなり充実しているといういろいろな多岐にわたるサービスの行き届いた私学を今までよりも選択しやすくなったことは事実です。来年の入試がこの影響を反映してどう変わるのか,静岡県の公立入試も今までとは違った「入試地図」が描かれそうな気がします。

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