2025/11/05
こんにちは。
私は,本部校での授業の際,テスト直前を除き,始業のあいさつをしてから少しだけお話をして内容に入るように心がけています。
なぜ話しをするかと言うと,学校とは違い私たちが生徒に会えるのは,対策期間をのぞけば週1度きりです。教師として伝えたいことはたくさんありますし,授業へのモチベ―ションを高めてもらうため,ということもありますが,人の話を聞くという,ただそれだけのことが,実は学力に関して非常に大事なことであると思っているからです。その集中力を作ってから授業に入るようにしています。
歯に衣を着せずに言えば,人の話を聞くことが出来ない生徒は成績も良くないし第一成績は伸びません。その点本部校の生徒は,しっかりと話を聞くことができます。つまり人の話を聞ける本部校の生徒は全員まだ成績を伸ばすことができます。
ボーとして漠然と聞くのではなく,集中して,考えながら聞けるかどうかということは,とても大事なことです。
子供たちは常にそれぞれの集団環境の中で,人と人とのコミュニケーションを通して成長していきます。学習するのにタブレットなどのツールが発達し,それを使っての授業が増えても,コミュニケーションは必ず必要なはずです。集団の中で常にコミュニケーションをすることで学力もそんなやりとりのなかで伸びるものだと思います。
聞く力こそ,学力向上にかかせない力です。
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