2025/10/30
こんにちは。
朝晩と昼との寒暖差が激しくなって体調を崩しやすい時期です。最近になって生徒の体調不良による欠席の生徒も目立ち始めました。
さて,私事になりますが,私も何十年とこの塾の仕事を続けてきています。この仕事は体力勝負のところがあります。もはや私も年齢的には若いとはとても言えない状況の中にありますが,生徒には偉そうに「頑張れ」とハッパをかけている自分がいます。生徒にそう言っている自分がパワーを与えられる存在でなくてはなりません。若い教師にも負けずパワーを与え続けることができるように,心がけていることがあります。
それは「自己暗示」です。
マイナスのことはできるだけ思っても口にせず,ストレスとして抱え込まない。悪いモードにハマらないように自分に良いように考えるようにしています。自分の心が気に病んで悪いことを考えても,悪い方を向かないように「こっちだよ」と自分をだましてしまうのです。
そんなことを心がけるだけで気持ちの持ちようも違ってくるものです。余分なストレスに自分をさらさないように心がけることでできるだけストレスを感じないように自分を導くのです。
「勉強」にも自己暗示が重要です。「できない」と思ってしまうその瞬間,生徒の伸びる力も止まってしまいます。
サーカスで子供のころから鎖につながれ続けたゾウが大人になり,自分に鎖を切る力が備わっても鎖を断ち切ろうとも思わなくなる,といった「サーカスのゾウ」の話があります。「自分はもう逃れられない」と思い込んで自分の本来の力を出してみようという気力さえ出てこない,というたとえ話として有名です。
「やればできる」という武者小路実篤の詩が校舎には掲げられています。「やればできる」その言葉通り,その気持ちを持ち続けて日々勉強してほしいという桐光の学院長の願いです。「行こうと思えばその場所に行けるんだ」そんな思いを抱きながら勉強もやってみること,それが大切だと思います。
Copyright(C) 桐光学院. All rights reserved.