本部校ブログ

2025/09/27

ワンオクでOK    杉村

 こんにちは。

 私の好きな,日本のロックバンド「ワンオク」(バンド名:「ONE OK ROCK」)のボーカルのTAKA〔タカ]という人がいます。(両親が昭和の演歌歌手,森進一さん,森昌子さんだというのは有名です。)

 日本のバンドでありながら,英語の歌が多く海外でも大人気です。海外のライブの映像では流ちょうな英語で観客に向かって話しています。最初に聴いたとき,「なんて発音が上手いんだ!」と驚きました。親がそういうレジェンドだから,きっと子供のころからの英才教育で留学でもしてたんだろう,と思いました。

 後で知ったのですが,TAKAは帰国子女でもなく留学の経験もありませんでした。高校は中退していて,どうも普通に学校教育では英語はまともに勉強していないようです。すべて独学での習得だったというのは驚きました。

 「どうしてここまで英語が流暢なのか?」インタビュー記事によると,彼は,普段から洋楽を聞いたり,海外のアーチストと積極的に交流したり,また外国のアーチストのインタビューの英語を聞いてそれを真似したりしている,…とのことです。

 学校で教科書を使って学ぶ英語。それは,必要なのかもしれませんが,英語をモノにするには全く別のアプローチが必要なんだなと,本当に痛感します。机上で文法を勉強していても英語はモノにならないのです。やっぱり生きた英語に触れていくこと,使っていくこと。考えてみれば「英語」は言葉ですから当然ですね。受験では,英語の文法や読解,英作文が現状は必要ですが,使いこなせるようになるかどうかはまた別の話です。

 だから,受験英語をマスターすることは意味がないことなのか?…そうは思いません。英語の基礎があれば,後で実際的な会話やコミュニケーション中心の英語をマスターするときに役立つからです。ただ,英語が嫌いになり,拒否するようになればすべての道は絶たれてしまいます。

 ワンオクの音楽はエネルギッシュでいてメロディアスでメッセージ性に富んでいます。思わず聴き入ってしまう魅力があります。ボーカリストTAKAの経験のように英語に常に触れることが大切,とすれば,音楽というものを通じて英語に親しむのも一つのアプローチではないでしょうか。

 

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