受験生にとっての甲子園　　杉村

　こんにちは。

　浜松市から「聖隷クリストファー高校」が夏の甲子園，高校野球選手権に出場を果たすことができました。地元の高校ですから私も大いに期待しています。今までに何度も，あと1歩というところで栄光がその手からするりと抜け落ちて行った…それを想えば，今回はまさに「悲願」叶った優勝でした。

「甲子園」出場というこの夢のために賭けてきた球児たちの夢の舞台での「開会式」をみましたが，どの選手も輝いていました。憧れの場所に立つことができた選手たちにとって，今までの血のにじむような練習や努力はまさにそこに立つためのものだったのでしょう。

　さて，先週から今週にかけて各公立高校や私立高校で中学生対象の「体験入学」が実施されています。何人かの生徒にこの体験入学に行った感想も聞いております。

「百聞は一見に如かず」という言葉通り，実際にあこがれの場所の土を踏めば，さらに行きたい気持ちが強まるのではないでしょうか。それが良い形でモチベーションアップにつながればよいと思います。

　受験生にとっての「甲子園」は各生徒における第一志望の高校です。全員があこがれの地に立てるわけではありません。そこには競争があります。体験入学にはたくさんの生徒がいて驚いたという声も多く聞かれましたが，その中のすべての生徒ではありませんが多くの生徒がその地を踏むための競争で争うことになるライバルたちです。

　「この高校に絶対入るんだ！」という気持ちを新たにしたのならば，これからの勉強により一層力が入るでしょう。それがこれから続く長い闘いの心の支えになっていきます。