2025/07/26
こんにちは。
先日,英語の勉強法についてブログに書きました。本日は国語の勉強法についてです。5教科の中で一番,勉強法がやっかいなのは「国語」ではないかと思います。
国語以外の教科は優秀なのに国語はダメだとか,学年を問わず「国語の点数がとれない」,「国語をどうやって勉強したらよいのかわからない・・」という話はよく聞きます。私自身も学生時代に国語という教科には勉強のやり方に手を焼いていた記憶があります。
国語は他教科とちがって,覚えるものはないですから。あるとすれば漢字に文法,古文の古語くらいなものです。ゆえに,国語力とはほぼ文章読解の力なのです。ここにメスを入れないかぎりは事態は変わりません。
覚えることではないので,国語の勉強は意識しないと他の教科にくらべて圧倒的に勉強に費やす量が少なくなります。やっかいなことに,読解力は一朝一夕につくものではありません。ましてや,映像文化の中にどっぷりつかって成長してきた生徒たちにとって文章を読む機会は生活の中でほとんどないという現実があります。
ここで私の送りたいアドバイスはやはり「問題演習」です。これ以外にありません。
教科書準拠の問題ではなく,例えば入試問題をあつめた文章読解問題を解くこと。一日一題の文章問題を継続して解く,ポイントは時間制限を設けることです。一つの大問を20分なら20分と時間制限を設けて問題を解く。入試などのテストでは時間制限の中で内容をしっかりつかみとらなければなりません。読む時の集中力を高める訓練でもあります。
ひとつひとつの問題を解き,丁寧に見直すこと,その中で少しづつ「読解のツボ」が分かってきます。少しづつ徐々に文章問題にも慣れてきて文章を集中して読むこともできるようになります。こうして少しづつ国語は力がついてくるのではないでしょうか。
受験生は,何とかしたいなら今やり始めなければ,効果は期待できません。入試1か月前に国語力が伸びないと焦ってもそれはあとの祭りです。今すぐ取り掛かりましょう。
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