勉強することの意義　　杉村

　こんにちは。

　たまたま読んだ本に書いてあったことですが，中国のことわざ（？）に，こんな言葉があります。

　「人間に魚を与えると1日で食べてしまう。しかし，人間が魚の捕り方を学べば生涯食べていくことができる」

　古くから学問が発達してきた中国では，学ぶことの目的を「自分で生きていく力」を養うこととしてとらえ，学びの必要な理由を子供たちに上のような言葉で説いているそうです。

　「学ぶこと自体が自分で生きていく力を養うことである」というこの考え方も大切ですが，それに加えて，勉強という嫌なものでも我慢してやる，それを乗り越えて，目標をクリアししていく経験を積むこと。それ自体が子供たちが社会に出るうえで必要な「生きる力」に通じるものだとも思います。

　東部中のテスト前です。「得点をとるために勉強すること」だけを念頭に日々頑張っていると思いますが，実は，長い目で見れば生きる力に通じるものを養っている時期でもあるのです。そういうような考え方をすれば勉強するということは実に人生にとって意義深いものなのです。

　私もそんな意識で若いころ勉強していればもっと勉強したかもしれません・・・。

　勉強というものに，真正面から立ち向かっていくことで本部校塾生全員が強くなってほしいと思っています。