本部校ブログ

2025/06/01

杭(くい)をうつ   杉村

 こんにちは。

 東部中は,今週,技能教科の期末テスト,その1週間後に5教科があります。メインである5教科の期末テストまで2週間を切りました。校舎では今,生徒全員が真摯に自分と勉強に向き合っています。

 この「勉強」という難敵に挑むためには,自分の強い気持ちと,努力なくしては勝つことはできません。

 さて,意気込んで勉強に向かっていったはよいけれど,常に大きな壁が立ちはだかります。

 それは「忘却」です。

「人間が学習したことはたった一日で74%忘れてしまう」ドイツの心理学者の研究で,「エビングハウスの忘却曲線」という名で知られ科学的にも実証されていることです。私は歳を重ねているのでさらに忘れることに拍車がかかります。ちょっとしたこともすぐ忘れる・・・困ったもので,日々,忘却との戦いです。

 今が発達盛りの生徒達はこの忘却に対して対処する術があります。それが「繰り返し」です。忘却は繰り返すことで阻止できる唯一の方法です。

 たとえば,ある程度の大きさの杭(くい)を固い大地に打ちこんでしっかりと固定しなければならないとしましょう。このとき一度だけ力強く打ちつけただけでは杭は深く刺さることなく揺らいでしまいます。しかし2回,3回と繰り返すことでしっかりと大地に固定されていきます。

 記憶も同じです。私の教える「英語」こそ覚える教科の代表格ですが,テスト対策の授業の中でも「覚える時間」を設けて実践しています。くり返し復習をすれば,記憶は確実に定着していくはずです。

 「忍耐」がいりますが,これこそ勉強に勝つための「技」と考えて勉強に取り入れましょう。 そして定期テストでの頑張りの積み重ねがいずれ受験期に役立ってきます。今,その技を自分に取り入れておけば,受験期に覚えることが得意になっているかもしれません。何事も「実践」あるのみです。

 

 

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