2025/05/31
こんにちは。
今でも覚えている,子供の頃大好きだった学校の先生・・・。
その先生だけは強烈に心に残っています。なぜかと考えてみると,その先生の言葉で自分のやる気が引き出されるような感覚になったからだと思います。
あるいは,あまり褒められる対象ではなかった私をその先生だけが認めてくれたから,というのもあるでしょう。
ですから,大げさに言ってしまえば,その先生に褒められたいから頑張ったのだと思います。私も単純な子供だったと思いますが,ひょっとすると子供たちは皆そうなのかもしれませんね。常に「認めれたい」という,強い「被認識欲」を持っています。
ある本で読んだのですが褒め方にもレベルがあって最高の褒め方は,他人を使って褒めることだそうです。
父親であれば「○○,お前,本当によく頑張ったな。お母さんがほめていたぞ!」など他者を介して自分もそれに乗っかって褒めるのです。私もたまにやります。「○○先生がほめていたぞ!」
言葉の選別も時には重要です。英作文が良くできる生徒を褒めるのも「英作文できるね!」とか「凄いね」ではなく「センスあるね~!」と言ってあげるとどうでしょう。「センスがある」って,すごく褒められている気がしませんか??
「叱る」ことも大事な時があります。しかし褒め上手な人が周りにいた方が子供たちが前向きになるチャンスは増えるのです。褒めるところがない生徒などいません。そこを見つけて自分の言葉で素直に褒めてあげることで子供たちは「頑張ろう!」と思えるのです。
授業でも褒める機会をたくさん作りたいと考えます。
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