気力と負荷　　　杉村

   こんにちは。

　私事で恐縮ですが，年齢を重ねてきているので「老いに抗う」という行動を現在しています。いわゆる「アンチエイジング」というやつです。もうずっと長い間継続して筋トレや有酸素運動をしています。決して筋肉ムキムキになりたいわけではありません。この仕事をこれからも続けていくためには体力づくりは必要だと感じているからです。

　最初は重いものを持ち上げるのがきつくて何度も挫折しそうになりました。しかしその都度気力を振り絞り継続してきました。今では，キツイと感じる事もありますが自然と乗り越える「気力」が生まれます。ついに100キロの重りをあげられるところまで来ました。どうやら，キツイを重ねることである時点から苦ではなくなったようです。

　さて東部中の期末テストまで1か月を切りました［6月13日(金）に主要5教科，5日（木）には技能教科のテスト］
現在，部活動の方も比較的活動が活発になっています。中3生にとっては一つのヤマ場がやってきました。期末テストは受験に向かう長い道のり中で，前半における大きな踏ん張りどころとなります。

　勉強にも「気力」がいります。部活で疲れている中，休んだり好きなことをやりたいと思う心を抑え込こんで，勉強にうつらねばならない・・・。メンタルの力も受験には重要な要素となります。

　特に中3生が歩むこれからの道のりを山登りに例えるならば，これからは数々の‶難所″が目の前にあえらわれます。まずは乗り越えるためにも，気力を振り絞っていかなければなりません。どんなに疲れていても今最もやらなくてはならないのは内申を上げるためにテストで成果を出すことなのです。「気力」すなわち忍耐力，集中力，・・・これらを乗り切ることで，後々，受験に必要な大きな力がついてくると私は思います。

　私がやっている筋力も負荷をかけることで成長します。ちょっとしんどいですが，「ここを頑張っておくことで強くなれる」のです。勉強に必要な力も筋トレ同様，負荷をかけねば強くはなりません。学力的にもメンタル的にも，そして体力的にも，です。

　大変な時期は永遠に続くわけではありません。８か月後に迎える場面を至極ハッピーで楽しいものにするために，今は少しだけつらいシーンがつづくだけだと思います。いわばその前の難所を乗り越えるシーンは最後をハッピーで感動的に迎えるためのそのための演出だと思えばいいのです。

　塾生ひとりひとりが8か月後，ハッピーエンドで終わってもらうために，ここはひとつ気力で乗り越えましょう。