最後の1周　　　杉村

　こんにちは。

　私立入試が終わり，公立高校入試まであと1か月を切りました。

　何事も長いスパンで継続して物事を推し進め，その終わりが見えた時，あともう少しでゴールというタイミングが最も大変だと感じる事が多くないですか？私は経験上，そう考えています。

　長距離走でも最後の1週が一番もキツイ。仕事でも最後の仕上げにかかる時が最も神経を注ぐことが多いです。山登りでは，最後の最後に最もキツイ難所が来たりします。

　なぜ，最後の過程がキツイと感じられるのか。

　それは，最後の最後で今まで積み上げたことが無駄になってはいけないと，プレッシャーがっかるからです。今，99から100までのあと一つがとても大きく感じられるのは，いろいろな思いがそこに沸き起こってくるからです。今まで先頭集団を走ってきたとしても，最後の最後に落脱するかもしれないという不安に襲われたり，体力的な限界との戦いで疲労困憊が局地に達したりもします。本当に苦しい瞬間がゴールのすぐ前なのです。

　そんな時，自分を鼓舞するのは「ここを頑張れば，見えなかった景色が見られるのだ」「苦しいのもあともう少しだ！」という思いです。受験生の長い道のりも，この1か月で終わりです。「せっかくここまで一緒に頑張ってきたのだから最後はみんなでハッピーになろう！」そんなことばをかけながら頑張らせていきます。