2025/01/18
こんにちは。
中学生の試練である受験に向かう時,必要な力は,盤石な「学力」には違いありません。
しかしながらそれだけでは受験には勝てません。「精神力」,というと大げさに聞こえますが「メンタルの力」「体力」などの力も必要です。
まず,受験が近づいてくるにつれ大きなプレッシャーがかかってきます。子供たちにとって初めての大舞台である「入試」にのぞむとき,初めての経験となるわけですからこのプレッシャーというものは今まで全く抱いた経験がない種類のものとなるでしょう。ある意味異常な精神状態でのぞむことになるのです。
例えば,アスリートたちがオリンピックなどの大舞台の前に経験するプレッシャーを考えた時,そんな状況の中で「平常心」でいるのは大変なことであるという事は想像に難くありません。ゆえに,ものすごい量の練習と,本番を想定した練習試合などで本番時に平常心をもつことができるよう強靭なメンタルを作ります。
特異な状況な中で「平常心」を維持するためにメンタルの力を強くして本番に備えるため必要なことは,同等,あるいは少し格下の相手と対戦して自信をつけること。また練習量を増やして「これだけやってきたのだから大丈夫」という確固たる自信を心に築きあげることです。
「模試」などのテストで結果が出せればそれは自信になります。また,「自分はあれだけ頑張ってきたんだ。」という努力を積み重ねてきた「自負」。これらが,受験当日のプレッシャーをはねのけてくれるのです。「自信」をもって平常心で本番にのぞむため,その自信をつくるための日々がこれからの時間です。
また勉強を続ける体力と健康管理のため「自己管理」する力も必要です。この大切なときに体調を崩して勉強できないことこそ大きなロスです。
いろいろなことに気持ちをくだかなければならないのは大変ですが,苦し時間はあと少しです。頑張って乗り越えていきましょう。
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