2024/10/09
こんにちは。
このブログでも常にあげているように,中3生に対して毎日の勉強量(勉強時間)を申告してもらい,調査を続けています。よく言われるように「時間ではなく受験勉強は質なのではないか?」という考え方もありますね。でも,時間が短いけれど中身の濃い勉強をしている人がどれだけいるでしょう?ある程度の時間をかけている生徒の方が中身の濃い勉強ができていると私は断言できます。
もう3時間勉強したからと,問題集を閉じて切り上げる。このように簡単に1日の勉強にくぎりがつけられる,それは浅い勉強しかできていない,証拠なのです。
この段階にきて,例えば,問題をやっていてできない問題があったり,わからないところがあったりした場合,できるまでやる姿勢,覚えていないところを覚えこむ姿勢が生まれなければなりません。その後,できるようになった,完ぺきに覚えこんだ,という段階になって初めて一つの勉強がそこで完結します。問題を解く量も必要ですが,できない問題が出てきてそれを完結させるまでの過程が大切なのです。この姿勢が書けると実力は伸びてはいきません。
できないところを追求する姿勢,覚えていない部分をあぶりだし,憶える時間を設ける,こういうことが増えてきたら日々の勉強で勉強を簡単に切り上げられることなどできなくなってくるはずです。できないままでいると自分の中に不安がうまれ,気が気ではないという気持ちにならなければなりません。もっともっと時間が欲しいというようになってきてしかるべきです。
今,受験生ひとりひとりに問いたいのはこういう気持ちがあるか,どうかということです。時間を追いかけるのではなく,時間はついてくる。気がついたら○○時間もやっていた,となれば本物です。
そこまで勉強への気持ちが強くなれば,勉強時間などは自分が追い求めるもので
はなく,自然とついてくるものになってくるはずです。勉強時間が伸びている生徒
は質がともなってきている証拠だと考えます。一方伸びない生徒は,。
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