2024/09/08
こんにちは。
新学期が始まり,中間テストに向かっていく中で,私の英語でも新しい単元内容を教えています。我々の授業は学校の教師と違い,時間数が限られています。内容を効率よく分かりやすく伝え,それにさらに演習まで入れるとなるとかなり密度の濃いものになります。生徒にはできれば欠席してほしくないし,何よりもしっかりと聞くことを生徒に求めて授業をしています。
ところが生徒の集中力にも限界があります。70分の授業をある程度の集中力を保てる生徒,集中が続かない生徒がやはりいます。ある生徒が私が説明している時に壁の掲示物に目を向けているとすれば,授業を一時的にストップして注意を促します。私も生徒の一挙一動に目を配りながら授業をしています。
演習を授業の後半で行う時に聞く力は如実にあらわれます。繰り返し説明していたところを理解できていない,これは明らかに聞く力の欠如です。学力はこの聞く力に比例している,とさえ思えます。これは,集中力にも裏打ちされるものですが,相手の話の中からポイントを押さえて理解する力「聞く力」は勉強に重要であることは間違いありません。
子供が幼少期の時代に親が意識して本の「読み聞かせ」をする,親が子供に話すときに一度しか言わない,などのトレーニングをすると「聞く力」が育つとある本に書いてありました。日々,トレーニングによって身につけることもできる力だとも思います。
社会に出ても「聞く力」は必要な力です。しっかり人の話を聞ける生徒に育てていきたいです。
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