本部校ブログ

2024/08/25

字は人なり  杉村

こんにちは。

中3の夏期講習では国語での読解力の強化を目指しています。文章読解もさることながら,最近の学調や入試では,資料を使った文章が出され,資料(グラフやアンケート結果など)を読み取らせてそれを踏まえて自分の意見を文章で表現する「作文」の問題が出される傾向にあります。読解力もさることながら,自分の考えをまとめて文章で表現する作文力も学調や入試では重視されています。

そこで,先日,生徒に学調の過去問で作文を書かせて添削をしてみました。

生徒のすべてがそうではありませんが,字の雑な生徒が多いのが現状です。うまい下手ではなく,相手が読む際に読めない字を書かないことは常々やかましく言っていますが,身についていることなのでなかなか改善されません。

「字は人なり」,と昔から言われます。人間は言葉を使い,意思伝達のツ―ルとしての文字を使いコミュニケーションをとりますが,相手が読めない字を書くという事はコミュニケーションを拒否しているとみなされると思います。それは相手への思いやりの欠如でもあります。

入試の場合は高校の教師,学調の場合は学校の国語の先生が採点で作文の文を読みます。解読不可能な文字は採点時にマイナスでしかありません。上手な字を書けと言っているのではありません。相手がストレスなくしっかりと読める字を書くことです。字の他にも,文章を切らずに長々と書いている生徒や主語と述語がうまくかみ合っていないなど,多くの指摘べき点がありました。おそらく書いている本人は良かれと思って書いています。これについては他人が指摘するより他ありません。また添削の機会を設けて継続していきます。

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