2024/08/22
こんにちは。
昨年のブログでも紹介しましたが,「マシュマロの心理学」というのがあります。再度ご紹介させていただきます。「心理学の実験」の話で大変興味深いものです。
「4歳の子供たちの目の前に心理学者である教授はマシュマロを1個おいてこう言ったそうです。『おじさんが戻ってくるまでマシュマロを食べるのを我慢出来たらもう1個あげるからね。』実験の結果,すぐに食べてしまった子もいましたが,平均3分ほど待つことができたそうです。ただ何人かは15分待つことができてご褒美にマシュマロをもう1個もらえたそうです。」
この実験にはさらに続きがあり,16年後と18年後,さらに39年後に追跡調査をしたそうです。
すると,4歳の時に15分待ち続け,マシュマロを我慢でき,もう1個もらえた子供は,出来なかった子供に比べて親からの評価が高く,大学入試の得点も良く,大人になった時の収入も高かったそうです。
「ご褒美を我慢して先のばしに出来る」力をこの本の著者は大切な「能力」としています。
〔※以上の内容は以前ベストセラーになった「スマホ脳」の著者アンデシュ・ハンソンという精神科医の著書からの引用です。〕
この実験が示すように,我慢できる力というのは勉強や人格形成に影響を及ぼすといえるのではないかと思います。
「忍耐力」を徐々に培っていくことは大切です。「いやだな」と思いながらも勉強机に向かう事の連続で自然につくのが忍耐力。学力向上のヒントがそこにあるのかもしれません。
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