丘に登って　　　杉村

　こんにちは。

　本当に毎日うだるような暑い日が続きますが，体調良くお過ごしですか。

　早いもので本日8月16日から中3夏期夏期講習も，いよいよ後半戦に突入し，夏休みは残すところ約2週間となりました。

　この間，連日講習授業が続いた我々もつかのまのオフ休暇を過ごしていたわけですが，そんな折，西と東で地震がありました。私の知人がお出かけ中に地震にあい，交通機関が乱れたことで散々な目にあったと聞きました。ネットやテレビで一次的に「南海トラフ」という文字があちこちに飛び交い，一時的に地震への不安にさいなまれました。

　地震への備えというものを何ひとつしていなかった私も，いざという時のために避難グッズを買い求めようとして買い物に出かけました。ところが，どこも品切れまたは品薄状態。売り場には私と同じような目的できた人が何人もいました。他の人たちも私と同じことを考えているわけです。その後ネット通販に切り替えてもどれも品切れで3か月待ちが当たり前の状態でした。結局，3か月以内に地震が来たらアウトではないか，と思いながら注文しましたがいつ手に入るのかはいまだにわかりません。

　不測の事態～地震が起こるかもという注意喚起は前々からありました。普段から備えておくことが大切だという専門家の意見を普段は聞き流していた私。今回ばかりは自分の浅はかさに気づかされました。

　今を一生懸命生きる事は大切ですが，日々に埋没することなくいたいものです。ひたすら目標に向かって歩いていてもだめです。たまには丘の上にのぼって行先の方向に向けてその景色を展望することが必要ですね。将来のために今できること，しなくてはならない事は何かを考えることです。

　夏休みの間，受験生も2学期以降を展望して今すべきことを考えるタイミングなのかもしれません。