改革は瞬時に 　　杉村

  こんにちは。

　受験生の中には中体連が終了して，「部活動」を引退し，今までの部活動から解放される生徒も出始めました。受験生として勉強一本の生活に転換する時期が始まったのです。中1生のころから，勉強と部活動を続けてきた生徒たちが，部活動がなくなるということは，生活自体が大きく変わる大きな機会となります。
　
　そこで，このタイミングにおいての大原則をお伝えします。それは「改革は瞬時に行え」ということです。今まで部活動に専念していた時間を持て余すような時間をもってはなりません。

　「少しぐらい遊んでもいいだろう。」「夏休みになったらやればいい。」←これが大きな過ちです。部活動が終了した瞬間，「部活動の時間」は即，そのまま「勉強の時間」に変えてしまうことです。

　遊ぶ時間をいったん作ってしまえば，それはダラダラと伸びてしまい，ある時にスッパリと勉強生活に切り替えるなどなかなかできることではありません。今まで熱中していたことがなくなったり，今まで成功していたことが小さな挫折に陥ったことで一気に気力を失ってしまうという「心の病気」これを「燃え尽き症候群」などといいますがそれに陥ってしまったら大変です。

　甘い生活からなかなか逃れることはできず，切り替えるタイミングが来ないまま，エンジンがかかるのが遅くなり，大事な時間を逸してしまう・・・。この夏休み前に，「燃え尽き症候群」になってしまい，気力をそがれる・・・などの状態に陥ることがないようにしてください。

　今までの情熱をむけるターゲットを部活から勉強へと変えていきましょう。そういう生活に一気に変えてしまうこと。そうすれば「燃え尽き症候群」なんていう魔物が付け入るスキをつくることはありません。