本部校ブログ

2024/06/11

知識の整理  杉村

 こんにちは。

 いよいよ,期末テストが近づいてまいりました。

 私の英語の対策授業では,今回は特に意識して過去問(テストに過去出された問題)に多くあたらせてきました。過去問にあたらせることで,実践ではどういう形で問題が出されるのか,実際の傾向や難易度がわかります。また憶えたはずのものがしっかりと覚えられているかということもチェックできます。

 憶えるべきことが多い英語という教科では,覚えただけでは駄目です。頭の中に覚えられたことが,知識としてしっかり整理されている必要があります。それでなければその知識を活用することはできません。

 例えば,頭の中に「タンス」があるとしましょう。履きたい靴下があったら,しっかりと靴下が入っている場所に整理しておかれていなければすぐに履くことができません。同じように,覚えたものをタンスの引きだしに片っ端しから入れていくことで,このタンスの中にモノはたしかに増えていきます。しかし着用する段階になって,必要なものを探すとき,ぐちゃぐちゃな状態では必要なものを探すのに苦労してしまいます。例えば,現在完了の「経験用法」の引き出しを開けると覚えこんだ例文が引き出しにたくさん入っている。英熟語のタンスを開けると不定詞の例文がたくさん入っている・・・このような感じで,知識というものはすぐに取り出して使えるように整理しておかなければなりません。

 英作文の問題に対処するとき,必要な引出しを開けてその中に入っているパターンを取り出し,そこから作る手がかりを求めていくことができるようになるのです。もちろんタンスの中にはいっているものは多ければ多いほど良いでしょう。空っぽな状態では手も足も出ません。

 常日頃知識は整理していく必要があります。問題にあたることで知識は整理されていくと思います。

 

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