2024/05/02
こんにちは。植原です。
長期の休みには、よく美術館に行きます。
このゴールデンウィークも一日に2つくらい美術館をはしごして、なるべくたくさん訪れています。
そしてそれが、ピアノでかなり参考になっています。たとえば
「ここのフレーズを弾くときには、あの絵の雰囲気(色)をイメージしよう」
などです。
またカタログやデータではなく、直接見ることで
「こんなに細かいところまで描き込んでいるんだ!」
「こんなに盛り上がるほど厚く塗ってあるんだ!」
「この厚塗り一回分に、計算した上で何色も重ねてある!」
というように、驚きもたくさんあります。
ある美術館で作品の講評が行われていたので、聞いてきました。
「惹きつけられる絵は、3点、視点を定めてある」
「飾ったときに目がチカチカしないよう、色も考え抜いている」
などなど、とても参考になりました。
いわゆる巨匠と呼ばれる方々の作品は、たった一箇所描くだけでも、膨大な経験と、練習量と、計算に裏打ちされているのだなと 毎回感じています。
才能、もあるかもしれませんが、何はなくとも量ですね。
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