2024/04/30
こんにちは。
今年度から桐光では国語を強化しています。
小学生では「論理エンジン」を投入し,受験生では「国語特訓」を加えています。いままでの桐光ではやってこなかったことです。紆余曲折を経てこの指導を実行に移しましたが,その根底には何があるのか?
それは生徒たちの読解力の低下です。読み取る力はすべての教科における基本です。計算はできるけど,文章題となるとお手上げ。社会や理科では用語や年号は覚えるけど記述が書けない。英語でも日本語とのギャップのはざまで日本語力を踏まえながら英語という言語の特性を理解しなければならないといけません。
人間はまず言葉で「思考」します。国語力の低下が子供たちの思考レベルを下げている,と主張しているのは,桐光の小学校国語で使用している教材「論理エンジン」を考案し推奨している「出口式」で有名な出口汪さんです。
小学校国語の「読みトレ」では教科書の文章ではなく,全く違った文章を使っている「論理エンジン」の文章を読んで「思考」する訓練をしていきます。大人が読んでも引き込まれる内容の問題文が選りすぐられています。何度も学校でやる教科書の文章よりも子供たちにとっては新鮮な気持ちで文章が読めるので文章に対する食いつきも違っています。
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