2024/04/25
こんにちは。
昔懐かしい童話のお話,「北風と太陽」をご存じですか。
ある日,北風と太陽が言い争いをしていました。どちらが強いかとうことで争った挙句,「旅人が着ている上着を脱がせた方が勝ち」ということになり,勝負をします。
北風は,力いっぱい冷たい風を吹いて上着を吹き飛ばそうとします。しかし旅人は寒さにぶるぶると震え,上着をしっかりと押さえてしまい脱がせることはできませんでした。
次は太陽の番。太陽も力いっぱい照らします。最初は優しいあたたかさで旅人を包んでいましたが,だんだん日差しを強くしていくと,旅人はあまりの暑さに上着を脱いでしまいました。
結果は太陽の勝ち。手っ取り早く力まかせな手段をとった北風よりも,ゆっくりと気長に着実な方法を選んだ太陽が強かったというわけです。
旅人は生徒にあたります。「生徒」に働きかけてを勉強させるために,私たちは教師陣は無理やりではなく,自主的に勉強させる気にするために「太陽」になるのが理想です。ですが,時に「北風」のような即力で強く出ることもあります。勉強が好きな生徒はほとんどいません。自主性に任せていたらやらない生徒もいます。かといって気長に待つわけにもいきません。
勉強を「やらされ感」だけでやっている生徒は成績が伸びることはありません。そこに「自発性」が伴ってはじめて真の意味での学力がついていきます。
桐光では「宿題」がでます。このGWも宿題を出します。これについては我々は北風かもしれません。しかし,自分のためととらえて自主的にやってもらえれば,必ずプラスになるのです。そこに気づいてもらえる生徒が増えてくれたら・・・と,願ってやみません。
我々教師陣は,時には「風」を,そしてある時は太陽の「光」を生徒たちにあて続けていきます。
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