辰年　　　　杉村

　こんにちは。

　今年は「辰年」。十二支のなかでは唯一架空の生き物です。なぜその辰,すなわち龍が十二支に入っているのか。これはよくわかっていないそうです。中国では「龍」は権力の象徴でもあり，縁起のいい生き物なのだそうです。確かに「のぼり龍」のイメージは「力強く」天空を上っていく様子が勝負事には良い感じです。受験生はまさにのこの「のぼり龍」のイメージがぴったりです。

　一方でいろいろ調べてみると，辰年は「地震が多い」とか「波乱万丈」のワードが出てきます。辰年は政治の大きな変化が起きることが多い年といわれています。

　ほかに，戊辰戦争（1868年）また，日露戦争（1904年）血のメーデー事件（1952年）〔戦後に皇居前でデモ隊と警察が衝突して1500名が死傷した。〕ロッキード事件やリクルート事件といった汚職事件（辰年に発覚）東京スカイツリー開業（2012年），2000円札発行（2000年）青函トンネル・瀬戸大橋開業（1988年）東京五輪・東海道新幹線開業（1964年）

 大きな出来事が多く、まさに動乱の年でした。

 良いことを願いつつも，のぼり龍のごとき向上心をもち，しっかりと脇を固め，緩まずに生きていくことが大切なのかな，と思います。