人事を尽くして天命を待つ　　杉村

　こんにちは。あけましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。本年も本部校教師一同，生徒たちの指導に情熱をかたむけ，成績向上に向けて頑張ってまいります。今年も桐光学院の指導にご協力のほどよろしくお願い致します。

　新春，私は恒例にしている合格祈願をしてまいりました。少し遠出をして名だたる神社に行ってまいりました。そのとき個人的にもおみくじを引いて運勢を占ったのですが，今年も昨年に続き「大吉」でした。新年，縁起が良いなあと思った矢先，能登半島地震が起き，わたしの旅先は離れていましたが大きな揺れを感じ，一瞬恐怖を味わいました。続いて羽田での航空機の事故がおこりました。今年は日本にとってスタート時点から大事件が連続で思わぬスタートになりました。北陸の現地の被害にあわれた皆様方，航空機事故で亡くなられた方を思うと何とも言えない気持ちになりました。　
　さて，運の話です。何か勝負事には「運」というものがあると思います。「一生懸命に努力を惜しまないものにだけサッカーの神様がほほ笑むのだ」とある有名なサッカーのアスリートが言っていたのを思い出しました。「運」は待つものではなく，引き寄せるもの。努力を怠らないものだけが運を呼び込むことができるのだ，ということでしょう。

　また，「人事を尽くして天命を待つ」という精神も大事だと思いました。箱根駅伝では青山学院が圧倒的な強さで総合優勝！かなりの生徒がインフルエンザで練習ができなかった期間があったといいます。しかしそれらも乗り越えできることすべてをやったという思いがあるので，最後は勝負にとらわれず全力で頑張れた，という選手の言葉が印象的でした。

　受験生もまたしかり。最後まで努力を貫き通していくことできっと合格を手繰り寄せることができる。そういう意識であともう少し頑張ってほしいと思います。そうすればきっと「受験の女神様」がほほ笑んでくれるはずです。