本部校ブログ

2023/12/27

自分のために (杉村)

 こんにちは。

 受験生は,受験まで最後のまとまったお休み冬休みに入り,進路指導も終わり,入試に向けて突き進むのみ!という段階に入りました。

 この時期に,勉強に対して真剣でない人はいない,誰もが自分の人生に対して真剣い闘いを挑んでいるというわけです。一時期とは,勉強にのぞむ姿勢が全く違っています。

 昔話の童話で「北風と太陽」という話があります。ある日北風と太陽が言い争いをしていました。どちらが強いかということで「道を歩いている旅人の上着の服を脱がせた方が勝ち」という勝負をします。
 
 まず北風が、力いっぱい冷たい風を吹いて上着を吹き飛ばそうとします。しかし旅人は寒さにぶるぶると震え、上着をしっかりと押さえてしまい、脱がせることはできませんでした。次に太陽が照らします。最初は優しいあたたかさで旅人を包んでいましたが、だんだん日差しを強くしていくと、旅人はあまりの暑さに上着を脱いでしまいました。こうして勝負は太陽の勝ちとなりました。手っ取り早く力まかせな手段をとった北風よりも,ゆっくりと気長に着実な方法を選んだ太陽が強かったというわけです。これが物事への働きかけに関する教訓を示している話なら,旅人は生徒です。「生徒」に「働きかけて」勉強させるために,私たちは教師陣は自主的に勉強させる気にするために「太陽」になるのが理想ですが,時に「北風」のような即効性をもとめて力で強く出ることもあります。

 今受験生の中で無理やり「やらされている」感のみで勉強をやっている生徒はいません。自分の人生のために自発的にやっています。「勉強は自分のためにしなければけない」そう気づいたときに勉強に熱量がはいり,魂のこもった勉強が始めて始まるのです。


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