本部校ブログ

2023/12/15

  量よりも質?(受験生) 杉村

 こんにちは。
  先日より,中3生に対して毎日の勉強量(勉強時間)を申告してもらい,調査を続けています。時間だけではなく受験勉強ではが求められるのは言うまでもありませんが,勉強に関して時間をみてみることで,その質をもうかがい知ることができます。本部校の生徒の中でも勉強量が伸びている生徒と依然として変わらない生徒がいます。

 すでに受験まであと3か月余りしかない段階に来ています。かつてのように時間が有り余っている状況ではありません。この段階にきて,例えば,問題をやっていてできない問題があったり,わからないところがあったりした場合,できるまでやる姿勢覚えていないところを覚えこむ姿勢が生まれなければなりません。その後,できるようになった,完ぺきに覚えこんだ,というところまでたどりついて初めて一つの勉強がそこで完結します。

 問題を解く量も必要ですが,できない問題が出てきてそれを完結させるまでの過程でできないところを追求する姿勢を強めていかなければならないのがこの時期です。

 今,できないところを,また,いまだに憶えられていない部分を,今この時にモノにしておかなければ,できないままで受験をむかえてしまうことになってしまうかもしれない・・・,そういう危機感が必要です。

 この思いが強ければ,日々の勉強で勉強を簡単に切り上げられることなどできなくなってくるはずです。できないままでいると不安がうまれ,気が気ではないという気持ちにならなければなりません。もっともっと時間が欲しいというような気持ちが自分の中に生まれてくるはずです。今,受験生全員に問いたいのはこういう気持ちがあるか,ということです。

 そこまで勉強へ入れ込む気持ちが強くなれば,勉強時間などは自分が追い求めるものではなく,自然とついてくるものになってくるはずです。勉強時間が伸びている生徒はたぶん,質もともなってきているのだと私は思います。一方時間が伸びない生徒は,簡単に1日の勉強にくぎりがつけられるわけで,それは浅い勉強しかできていない,追及する姿勢が弱いとも考えられます。「量よりも質」とよく言われますが,「量をこなしている人は質も高い勉強」ができている,そう言えるのではないでしょうか。

 

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