本部校ブログ

2023/09/08

ブレずに…  杉村

 こんにちは。

    塾も今や多様化してきました。

 私の中学生時代は,学習塾はほぼありませんでした。小学生の時は,書道とそろばんが主流でこのふたつの塾には多くの生徒が通っていました。そろばんも書道も,特殊な技能をエキスパートである先生から直接教えてもらう場所でした。 

 江戸時代の「藩校」も幕末の「松下村塾」でも,師と呼ばれる人がいて弟子が教えを乞う場所でした。これが「塾」の本質だと思いますが,今や,人が人へ教えるのではなく,自主学習をやるだけ,パソコンを使ってアニメの教師が画面で教えるだけ,質問に対応するだけがメインの塾もあり,それぞれがみな「塾」と名のっています。われわれの「同業者」とはいえ本質的にかなり違っています。

 人間が人間に対して誠心誠意教えるのが塾の教師。自分は学校とは違うところで生徒に向き合おう,そう思ってこの業界に足を踏み入れました。塾教師として駆け出しのころ,上司からこう教わりました。教師は「学者であれ」その他にも「医者であれ」「易者であれ」「役者であれ」などと・・・。学校以上にしっかり教えるのは塾としては当然で,教えるだけが塾ではない,それ以上に必要な素養を持った教師にならなければならない,と言われました。これは今も自分自身に常に問いかけている言葉です。

 「しっかり生徒に寄り添って教える塾」として支持されるように…これが桐光学院の教師が全員目指しているところです。ここは絶対にブレることなく進みます。

 

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