2023/08/11
こんにちは。社会・国語担当の鈴木智久です。
以前、受験生&お母様と、夏に三者面談をしたときのこと。
この子は、これまで学校の課題の提出状況が芳しくありませんでした。授業中の発言も少ない。これだと通信簿(内申点)があまりよくなりません。
中3の2学期をひかえて、今度こそ内申点を上げなければならない。どうするか。
「課題は締切までにちゃんと出します。授業中の発言もなるべく多くします」
これまで期限に間に合うように宿題を出すことができなかった子にとって、期限どおり出せればそれは大きな進歩です。本人も、とてもがんばったという実感があるはず。
でも、残念ながら、これが実行されても、この子の成績はそれほど上がらないでしょう。
期限どおり出すのは「当たり前」のことだから、本人の「がんばった」という気持ちとは裏腹に、先生の評価はあまり高くならないのです。
この例で言えば、期限どおり出すだけでなく、それに何をプラスできるかという考えでないと、成績アップは望めません。
本人が「がんばった」という実感を持つことはとても大事ですが、こと受験生にとっては、その実感だけではダメだということを、頭の片隅にでも置いておくといいと思います。
↓同じ社会・国語を担当している晶子先生が校舎長を務める笠井校のブログです。
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