2023/05/18
こんにちは。社会・国語担当の鈴木智久です。
大型連休明けに、中3は「実力模試」、中1・中2は「桐光模試」を受験してもらいました。天竜校では、この模試の追試や解き直しを行っていきます。
テストが終わって生徒たちに聞いてみると、
「テストの出来はどうだった?」
「うーん。まあまあ…かな」
「地理と歴史はどっちが出来た?」
「地理は凡ミスさえなければ、だいぶ出来ていた」
生徒たちの言葉を言いかえると、「まあまあ」は「ひどく悪くはなかった(実際は良いわけではない)」、「凡ミスさえなければ」は「実際はミスが多かった(から実際は点数が取れていない)」
ここでいう「凡ミス」は、
「ついうっかり書き間違えただけ」
「ちょっとした計算ミスをしただけ」
「記号で答えるところで、答えを言葉で書いただけ」
というちょっとしたこと「だけ」なのでしょう。こうしたミスは、このテストで「たまたま」おかしてしまったミスだという思いがあると思います。
でも、これは「いつも」しているミスです。普段勉強しているにも頻繁に発生しているミスなのだけれど、それに向き合わず、「凡ミス」だから「ほんとうなら○」(何が「ほんとう」なのかさっぱりわからないけど)として片づけているに違いないのです。
こうしたミスは「たまたま」ではなくて、よくやるミス。その意味では「平凡」なミスだけれど、こうしたミスにしっかり向き合える機会を作る意味で、追試を受けるのは重要だと考えています。
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