2024/08/20
「とんでもない」校舎長として各校舎の「取り組み」の記事が続いていますね。この取り組みは,日程であったり課題であったりルールであったり,みなさんにお伝えするために「外枠」の部分を記述しています。ただ他にも,文字にしないような繊細な取り組みはたくさんあります。
例えば,夏に入って受験生を中心に多くの中学生が自習に来ています。ではどこでどうやって自習していると思います。「空き教室に自由に生徒が入っていって・・・」そんな簡単にいくはずありませんよ。折に触れ「雷」を落とすなら,生徒は静かにします。今のご時世そうはいきませんし,私もしたくない。空き教室に入れるなら,座る席を指定して,友達同士を前後左右に座らせない。あふれてきたら,他の教室の後ろに座らせる。その際も,お互いに気になるような子を選ばないよう,学年や性別まで気を遣う。本当に細やかな手間をかけているんですよ。
また,課題のテキストだって「分厚いのをドン!」だとモチベーションが上がらないだろうと,桐光では厚すぎないテキストに分けて,何種類も用意しています。その方が頑張りやすいですよね。
笑顔で毎日校舎に来られること,笑顔で毎日頑張ることができること,それを実現するには,受験生に気持ちをぶつけ,気持ちを動かすことも大事ですが,日程などのほか,現場でも細やかな「外枠」づくりが大事になってきます。勉強する個人でも同じですよ。「明日から頑張る」ではなくて,「〇時に起きる」「〇時からスマホは触らない」「触るにしても〇〇しか見ない」なんて外枠から決めていくのが,努力を実現するためのコツです。
時がくれば自然に「受験生になっている」ものではありません。
自ら「受験生になる」ものです。
稲田でした
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