2024/06/01
数学の授業でのお話です。
授業をしていてこのクラスには少し難しいかな?と感じるときがあります。
そんなときは黒板で教えた後の問題演習時に,『不安なら一問一問丸付けをして間違いを修正しながらすすめるように』と指示を出します。
この指示でしっかり丸付けをしながら進める生徒は数学が得意な生徒の方が圧倒的に多いです。新しいことが自分にはできるかどうか不安なので,必ずできるようになりたいという気持ちから一問一問確認するのでしょう。
逆に指示を出しても,たくさん解いてから一気に丸付けをするのは数学が苦手な人に多く見られます。結局,同じようなところで同じような間違いをたくさんして『分からない』となっています。
たぶんできるだろうという気持ちと1つ1つ丸付けするのが手間という気持ちが行動になってしまいます。
間違いをしながら解いている時間は無駄ですし,たくさん×がつくことで気持ちも下がります。
もちろん定着も弱くなってしまいます。
問題を解くことは確かに重要です。
しかし,問題を解くのはできるようになるためです。
その部分を勘違いせず取り組んでいきましょう!
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