2024/04/13
芝本校では毎週木曜日に国語特訓があります。
現在はとにかく,国語の基礎を徹底して教え込んで練習してもらっています。
ちょっと保護者様にも,
その授業の内容を「おすそわけ」します。
今大事にしているのは以下3つです。
(実はまだありますが)
①同義表現 → 似た意味の表現に注目する
②対義表現 → 反対・逆・対の意味の表現に注目する
③因果関係 → 原因と結果の関係性にある箇所に注目する
たったこれだけです。
これだけでほとんどの問題に挑戦できます。
今回は「同義表現」に関して少し語ります。
例えば,
本文に「頭の中の地図にない」
と書いてあるとします。
これでは小さな子どもには意味不明です。
「道を知らない」と言い換えれば,
たぶん子どもでも意味が分かります。
これを同義表現と定義します。
「頭の中の地図」≒「頭の中の道路に関する知識」
「道路に関する知識がない」≒「道を知らない」
とやるとより丁寧ですが。
本文の「頭の中の地図にない」の部分に線が引かれていて,
「これはどういうことか,次の選択肢から選べ」
という問題がでたとしたら,
答えには,
「道を知らない」「分からない」「道路に関する」
などの表現が入っているはずだとあたりをつけてから考えられます。
こうやって,
本文の表現が同義表現に言い換えられていることが一般的です。
あらかじめこのポイントが分かっていれば,
「ただただ漫然と本文や問題文を読むだけ」
ということがなくなります。
ポイントが分かっていなければ,
本文を読んでも無意味です。
論理的に答えを出すことは絶対にできません。
毎週毎週刷り込むように,
何度も何度もこのような「技術」を「使ってみる」ことで,
「分かる」→「できる」になります。
ただ,これには大分時間が掛かりますので,
一年計画で今年は進めています。
皆さん是非国語特訓への参加,
皆勤賞をめざしてください。
最後には,
国語がグッと楽に感じられるはずです。
以上,
おなかいっぱいになるほどの,おすそ分けでした。
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