2024/07/10
こんにちは。
私が中3の受験生のときは,今のようにスマホもなければ電子辞書もない,パソコンだってない・・・そんな不便な時代でした。塾にも通っていなかったので,例えば勉強をしていてわからなかったらオカンやオトンに聞くしかありませんでした。あるいは学校に行って先生や友達に聞くかです。
高校時代に英語の教師が「英単語が分からないときは辞書をそのつど調べるように。」とよく言っていました。当時は,電子辞書もなく紙の分厚い辞書です。辞書をひくというのはとても面倒くさいですが,ひとつひとつ調べるよりほか仕方ありませんでした。英語の辞書のページが手垢で真っ黒になるまで使いました。
今では,単語の意味でもスマホでググればすぐに何でもわかります。スマホが手元にあれば,情報はいくらでも手に入るという時代です。それでも調べない人もいます。便利さが人の行動力を鈍くしている面はありますよね。
さて,受験生はこれから学調テキストをどんどん進めて行ってもらいます。単語の意味が分からない,また社会の用語など,わからないことはたくさん出てくることでしょう。そんなとき生徒の皆さんはどうしているでしょうか。勉強会などや自習の場では先生がいれば質問しくれればよいのですが,一人で勉強しているときはどうしますか。
質問の内容が,単なる単語や用語の意味だったりするとき,人に聞くより自分で調べて知識とする方が,圧倒的に定着するものだと私は思います。簡単に手に入った知識は意外とその場しのぎで終わってしまいます。その場をはなれたり時間が経てば,たやすく忘れます。一方で自分で苦労して得た知識は苦労した分だけ強く残る,そういうものではないでしょうか。わからなかったら面倒くさがるのではなく,しっかりと自分で調べてみる。その積み重ねが,知識となり,いずれ学力へと昇華します。桐光学院ではテキストを解く際「用語集」の使用を推奨しています。ご案内はすでに中3の生徒たちにしています。
英単語,社会と理科の用語集。テキストを使って勉強していくうえで重宝する桐光おススメの「三種の神器」を大いに活用しましょう。(※上に兄姉がいてすでにご家庭にある場合は譲り受けてください。)
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