こんにちは。
中3生はこの期末テストのあとには,息つく暇もなく15日後に「県学調Ⅱ」が控えています。学調が終わったら,受験校決定の段階に入り,学校での進路指導面談もはじまっていきます。まもなく入試まで100日を切ろうとしている今,ここからは受験生にとって,今まで以上に強いメンタルが必要になります。
人生初めての,入試という大舞台を乗り越える力,それは学力以外に精神的な部分の力が大きいと言わざるを得ません。「学力」以外にも今までに培った「集中力」や「忍耐力」で勉強をずっと持続させなければなりません。目的を遂げるために常に前を向き,自分を鼓舞しながらすすむ「推進力」を発揮するにはそのようなメンタル的な力が必要不可欠なのです。
この力は中1,中2生のときに養われる。…ということを意識している人は少ないでしょう。定期テストに向けて頑張る姿勢が,実は近い将来受験に必要なあらゆる精神的な要素を培う訓練につながります。
勉強の様子を見ているといろいろな生徒がいます。すぐにスイッチが入り集中できている生徒,それがずっと途切れない生徒。集中のスイッチが入りにくくすぐに途切れてしまう生徒。
学校の提出物を当然のことですがきっちり終わらせる生徒。一方で提出さえままならない,いつも間際になっても終わらず焦るのが通常の生徒。もっと訓練が必要な生徒がたくさんいます。
私は中1・中2生の段階で定期テストに向けて頑張る時期に,実は受験の際に必要な「集中力」や「忍耐力」などのメンタル的な力や自己管理能力が養われていくのだと思います。
私たちが定期テスト前に課題を課したり,学校の提出物を管理してやらせること。これらは生徒の自己管理能力を養うための「練習」としてやっていることで,受験生になったときに困らないようにするためです