2026/06/09
こんにちは。国語・社会担当の鈴木智久です。
「やる気スイッチ」ということばは、今では普通に使われていますね。某塾のメインコピーでもあります。
しかし、どうやら「やる気スイッチ」は存在しないらしい。
というのは、何かを「やり始めない限り、脳のやる気を生み出す箇所は働かない」という脳科学の研究結果が出ているからです。
私たちはついつい「勉強のやる気が起きる」→「集中して勉強する」という流れを思い浮かべてしまいます。
でも実際は「とにかく勉強を始める」→「やる気になってくる」→「より集中して勉強する」という流れのようです。
その意味で「やる気」はスイッチではなくて、エンジンのようなもの。たとえば自動車を始動させても(スイッチを押しても)それだけでは自動車が動かないのと同じです。
やる気が起きないから勉強が手につかないと嘆く中学生も多いけれど、それは順序が逆。とにかく、無理やりでも勉強を始める。そうすると「やる気」が働き出すのです。
かなり以前の記事に、超進学校の子たちに共通する「作法」について書いたことがあります。その作法の一つに、「やる気がない日でも勉強する」というのがありました。「自分たちの大切な勉強をやる気などに左右させてはいけない。」「勉強はどんなときでも普通にやるものだ。」ということです。この子たちは、本能的に「やる気」の正体を知っていたのかもしれませんね。

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