2026/06/04
こんにちは。国語・社会担当の鈴木智久です。
インターネットの記事で、ある大学の先生が、次のような話を書かれていました。
大学で、「学生がメールを使えない」ことが問題になっていたことがある。学生から欠席や遅刻の連絡メールが来る
のだが、それがひどいというのだ。「タイトルもなければ名乗りもしない、『休みます』というだけのメールがくる
んですよ。あなたは誰ですかと言いたい」「こちらには、『今日は講義ありますか?』というメールがきていました
よ。そのくらい自分で確認してほしい」
今の大学生は立派なSNSネイティブ世代。だから、LINEやInstagramの使用が主で、キャリアメールの使用は10%程度まで落ち込んでいるらしい。SNSでは、個人的なやり取りがふつうだから、メールで必要な「件名」や「挨拶」「署名」は必要ない。同じ感覚でメールを使うと、上記のような困ったメールが増加するわけです。
こうした今の学生の例を挙げた後、大学の先生は記事をこう結んでいます。
ルールを守らないメールは失礼であり、常識を知らないと見られてしまうだろう。職種にもよるだろうが、社会人
になると毎日のようにメールを書くことになるので、正しい作法は学生のうちに身に付けておいたほうが良い。
桐光の塾生たちは、この記事の大学生よりももっとどっぷりSNSに浸っている世代。メールの使い方に限らず、いろいろな場面で、上の記事にある「常識」「正しい作法」を知らないことが多くなってきます。
中3学調の国語では、「表現に関する問題」「作文に関する問題」が出題されます。この問題の背景には、この「常識」「正しい作法」を知ってもらいたいという出題者の意図が隠れているように思います。
「常識」を知らないのは仕方がない。それを知る環境にない中学生を責めるわけにはいきません。だから、中学生のみんなの「常識」と世間の「常識」にずれがあるところをとりあげて、わかりやすい説明ができるよう、日々模索しています。
Copyright(C) 桐光学院. All rights reserved.