北浜校ブログ

2023/05/18

期末テスト範囲から 大田

ここは見ておこう

北中3年のテスト範囲が出ました。歴史も地理も範囲が長いですね。しっかり勉強しておかないといけない。

テスト範囲の中で「五箇条の御誓文」はテストに出やすいです。

五箇条の中でも一番目が資料問題として出題されることが多いです。中3塾生の人は下の穴埋め問題ができますか?

広ク( )を興シ,万機( )ニ決スベシ

(教科書等の資料では濁点「゛」がついていません。読むときにはつけて読みますので濁点「゛」をつけています,念のため)

答えは, 会議  公論  です。

できましたか?

五箇条の御誓文に関して他に付け加えるとしたら,これらキーワード。記述問題の対策にもなります。

天皇が神々に誓う形   世論に従う政治を行う   明治新政府の政治の方針を示す

テストに出にくいけれど大切だと思う

五箇条の中で最も長い文になっているのが三番目。これは定期テストで穴埋めさせるのをあまり見たことはありませんが,私は大切だと思っています。

テストではなくて人生において大切。

官武一途,庶民ニ至ル迄,各々其志ヲ遂ゲ,人心ヲシテ倦マザラシメン事ヲ要ス

要約します。

身分にかかわらず,誰もがそれぞれ自分の責任を果たし,目標を達成し,みんなが倦(う)まないようにしていきましょう。

私が大切だと思うのは後半の部分です。倦(う)まないようにする というところ。

「倦む」とは

「倦む」には「うむ」と「あぐむ」の二通りの読み方があります。

「うむ」と読んだ時にはこんな意味。

(同じことがずっと続いて) うんざりする ,飽きて嫌になる,退屈する

世の中,おもしろおかしいことだけではありません。日常生活は同じようなことがずっと続く。

そうすると人は倦む。倦むとろくなことはない。

素晴らしい才能を持っている人でも倦んでしまったら台無し。周囲のみんなから好かれるような人柄の人も,倦んでしまったらその輝きを失う。

倦んでしまうとせっかく今まで築き上げてきたものがダメになりかねない。

だから,塾で勉強を教えることも大切ですが,生徒の皆さんが倦むことのないようにしていくことも大事なことだと思っています。

笑顔

部活にもよりますけれど,皆さん,練習お疲れ様です。

部活以外にも習い事やクラブチーム,道場での練習など本当に大変だと思います。

それにプラスして学校の宿題,塾の宿題,テストが続くと,中には「倦む」人も出てくるんじゃないかと心配です。

中3生も中2生も心配ですが,特に中1生は体力的に大変なのではないかと感じています。

どうしたら「倦む」ことなく塾に通ってくれるのか? どうしたら「倦まざらしむ」ことができるのか?

授業の前後などで,生徒からいろいろと話を聴くことも少しは役に立つかもしれません。家族以外の人間にいろいろ話をすることで気が晴れることももしかしたらあるかもしれません。

話を聴いたり,注意して生徒を観察したり,いろいろとやれることはあると思います。常にできることもあります。それは塾に来た生徒を「笑顔」で出迎えること。

北浜校の教師の中で,たぶん生徒から一番恐れられているのは内山先生でしょうね。けれども,生徒を出迎える時に最も笑顔の回数が多いのも生徒への声掛けの回数が多いのも内山先生なんですね。

だから,そういうところを学ばないといけないと私は思っております。

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